こんにちは。社畜ブロガーのくりちゃんです。
お金に対して無知で毎月引かれる社会保険や税金になんの疑問も感じず搾取されていました。
そんな私が老後はラクしたい!お金に困りコンビニ店員や警備員のバイトなんかしたくない!と思いお金の勉強を始め
勉強した内容をブログを通じ情報発信して読者の皆さんに1人でも多く楽しく幸せな暮らしが手に入ればいいなと思っています。
突然ですがみなさん年金についてご存じでしょうか?
漠然と将来貰えるか不安だったりどうせ貰えないんだから払ってないなど様々な考えがあると思います。
私はとにかく関心がなくて将来のことだし、サラリーマンだから勝手に取られるし、払われるかどうかなんて国が決めて困ったらその時考えればいいや。って感じで全く関心がありませんでした。
ですがお金の勉強していく上でどうしても避けて通れない(人間誰でも年を取ります)ので色々調べてみました。
将来必ず来る老後ですので自分だけじゃなくて両親や大切なパートナーの為にも一度しっかり学習して周りに教えてあげましょう!
若年層のデモ行進
まず初めにこれを見て頂きたいです。
これは2019年6月 日比谷公園で行われたデモ活動です。
このデモが起こった原因は2019年6月3日 金融庁から突然発信された
『公的年金だけでは老後2000万円不足する』
という凄く不安を煽る内容が発表された為でした。
雑なデータで信憑性薄
いきなりこんな文が発表されたら不安になるのは仕方ないですが、一度冷静になってみてみると2000万円って数字に違和感があります。
実はこの2000万円っていう数字は雑な計算式ではじき出された数字だったのです。
公表されているこのデータは高齢夫婦無色世帯の平均値
毎月収支-5.5万円×12カ月(1年)×30年(65歳~95歳)として算出されています。
つまりこの赤字は全年配の支出の平均値で表されているのです。
例えば月3万円で過ごす老人と100万円で過ごす老人で生活水準が違い過ぎるのにも関わらず同じ母数となっており、
月3万円で過ごせる人には2000万円は多すぎるし100万円で過ごせる人には足りないってのが分かると思います。
なぜ国の一角でもある金融庁がこんな雑なデータを公表したのか?
実は資産形成の必要性を訴えて中高年のタンス貯金を市場に出したかった狙いがあるのです。
令和元年厚生労働省が発表している年代別平均貯蓄額を中高年層にスポットを当ててみると
50代で約1075万円
60代で約1461万円
70代で約1233万円
これら1世帯当たりなので、非常に莫大なタンス貯金をなんとか市場に出して経済への潤滑材として利用したいのです。
だが既に2000万円近く持っている中高年層には問題意識が生まれず、反対に年金に不安がある若年層を刺激しデモ活動となりました。
若年層の認識 年金不信説
デモ活動の一番の要因として考えられるのが若年層の間で何度か話題になったであろう年金不信説
- 年金はいずれ貰えなくなる
- 少子高齢化だから多くの老人分を負担しないといけない
- 年金の仕組みが破綻する
など色んな噂話があり著者の私もこのような話しをしたことがあります。
ですが、年金不受給問題はもう解決してる事をご存じだろうか。
マクロ経済スライド
マクロ経済スライドとは物価や賃金の上昇に合わせて年金も上昇するが、年金を支払える力の減少などで上昇率が変動する仕組み。
ただ上げすぎたら今の年配の方と未来の年配の方に不平等が生まれるから年金を配って余ったら次の世代の年配の方にスライド(継承)させる政策
マクロ経済スライドってなに? | いっしょに検証! 公的年金 | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)
実は2004年頃から政策案として出されて実際運用しています。
これにより年金不受給問題はこんな前に解決していたのに関わらず、 知ってる人の方が少ないのではないかと思います 。少なくとも著者の周りの人は知りませんでした。(もちろん知ってる方もいますが、デモ活動を起してるのでマイノリティだと考えられます。)
この政策が国民に全く伝わっていない原因として
「年金という仕組みを根本から伝えていない」からなのではと考えています。
例えば「年金は未納の人が多いから支払われない」なんて意見をよく聞きますが、年金未納者はそもそも貰えないんだから支払っている人には影響がありません。
更に未納だと騒がれてるのは「国民年金の一部だけ」で、サラリーマンは毎月給料天引きで厚生年金をしっかり納めているので支払った分は返ってくるから安心して大丈夫なのです。
まとめ
ここまでで年金2000万円不足問題は金融庁が中高年層へのタンス貯金を市場に出したかった為に資産形成をPRしたかったが、年金についての理解不足でいわば、セールストークを間違えて大コケし国民に誤解を招き不安を煽ってしまってデモに繋がった。
ってことは分かって頂けたかと思います。
この一連の流れをで大切なこと私たち国民が考えないといけない事は年金についてもっと知るってことだと思いませんか?
国民に分かってもらえてないまま時代が進んでいることが問題で、しっかり理解していれば年金の不安も軽減され豊かな暮らしが手に入れれます。
今回知ったことを家族や周りの大切な友達、パートナーに広めて年金に不安の無い国にしていければいいなと思います。
次は年金を実際に受給する時の注意点や先ほどにも提示した年金ってなんなの?って事にスポットを当てていきます。
こちらも本質に迫った内容となっているのでぜひ一読ください(^^)/「年金の徹底解説~年金パートⅡ~」
ではまた。